後見制度支援信託、弁護士のぼったくり!
弁護士にだまされ、被後見人が多額の報酬を取られました。
後見制度支援信託で、障害を持つ弟(被後見人)の財産のうち1000万円を信託銀行に預けることになりましたが、財産管理担当の後見人となった弁護士がひどい人で、終始だまされっぱなしでした。
まず、父の遺産相続(土地)をしたのですが、弟の相続分を代償分割することにし、4月に63万円を私が弟の口座に振り込みました。その土地は田舎の土地でほとんど売れる見通しのないものなので、評価額をもとに計算しても損をするのはわかっていましたが、弁護士が遺産相続をしたらすぐに信託の手続きを始めると言うので、早くできるならと実勢価格を調査するなどしませんでした。なぜならそれまでいろいろと理由をつけて先延ばしされていたからです。
ところが、その後しばらくしても弁護士は何もしてくれません。いつやるのかと尋ねるとゴールデンウィーク明けにはやると弁護士は答えたのですが・・・。
8月になり、もうそろそろ信託の手続きが終わったと思って尋ねたら、驚いたことに弁護士は全く何もしていなかったのです。すっかりだまされていました。
何度も催促した末に弁護士が動いてくれたのは10月に入ってからでした。こんなに長引いて弁護士報酬が加算されることはないのか心配だったので、弁護士に確認したところ、純粋に遺産相続と信託の手続きに関する報酬以外は辞退するつもりだと言われたので安心していました。後にこれもだまされることに。
そして、ようやく12月に信託が終わりました。ところがその報酬額はなんと59万円でした。信託の報酬はおおむね20万円前後と聞いていたので、驚きました。特に手続きに面倒なことは何もなかったはずだし、長引いたのは弁護士の怠慢です。どうしてそんなに高額になったのかと尋ねると、「裁判所が決めたことだからわからない、裁判所に聞いてくれ」と言われました。これもうそです。
報酬は弁護士が裁判所に提出する報酬付与申立書、申立事情説明書、付加報酬を求める場合の資料に基づいて裁判所が判断します。弁護士は長引いたりした分の報酬について辞退するということもせず、何もしない数カ月間も何か苦労をしたように書いたのだとしか思えません。しかも、催促されないと仕事をしない弁護士なのに報酬だけは間髪を入れずにしっかり引き落としていました。さらには、弁護士のその場しのぎの言動にだまされ続けての結果なので親族一同怒り心頭です。
このような金儲け第一の弁護士が合法的に大儲けできるのは、後見制度支援信託という制度そのものにも大きな問題があると思います。裁判所から依頼された弁護士ひとりだけに委ねられているということです。裁判所の書記官がチェックすることにはなっていますが、書記官は弁護士の報告書や申立書でしか判断できないのでよほどのことでない限り、信じるしかありません。実際に書記官にも電話しましたが、何も解決できませんでした。弁護士個人の判断でどうにでもできて、それに書記官がそのまま指示書を出すしくみです。同じ状況にある被後見人でも、ある弁護士は2~3カ月で済ませ、報酬は20万円、ある弁護士は9カ月もかかって報酬は59万円と、弁護士によって大きな差が出ることは大変な問題ではないでしょうか。裁判所が指導・監督することにはなっているようですが、実際には弁護士のやりたい放題です。
おそらくこの弁護士は法を犯してはいないと思います。しかし、後見制度支援信託の弱点を利用し、被後見人の親族や書記官をだまして多額の報酬を得る行為は許されるべきではないと思います。また、これが許されるなら全国にも同じ被害を受けている被後見人が数多くいるはずです。
そこでこのような被害をなくすために、質問します。
1 このような弁護士を罰するもしくは報酬の返還を求めるにはどうしたらいいですか。
2 後見制度支援信託を廃止もしくは改善を求めるにはどうしたらいいですか。
よろしくお願いします。
ID:9854 投稿日:2019/01/16 20:32:06 投稿:tanpaku