医療訴訟は可能でしょうか？
はじめまして。質問させてください。
約8年ほど前に地元の歯科で治療をいたしました。
上の前歯の歯茎にばい菌が入ったために炎症を起こしておりました。膿が少し出ていたので、その部分を少しだけ切開をしてきれいに中を掃除し、糸で縫い合わせるという、簡単な手術でした。
その時治療を担当した歯科医は若い年齢に見える男性で、ベテランそうではなかったのですが、愛想の無く、あまり良い対応ではない感じの人でした。
手術を終えて自宅の鏡を見て驚きました。
歯茎を縫った時に使用していた糸は、まるで一般家庭にあるような普通の黒い糸で、縫い方もとても雑で、口を開けて笑えないほどでした。
『これで治るのかな。。。？』
と思っていたのもつかの間。案の定、２、３日ほど経過すると、治るどころかさらに炎症を起こし、膿が大量に出てくるようになりました。
すぐに同じ歯科医院に行き、原因を説明して担当医師を変えてくれるようお願いをしました。最初に治療した若い歯科医は、私にたいして何のお詫びもなく、知らん顔をされました。
そして歯科医を変えて再度手術をすることになってしまいました。
最初に若い歯科医が行った手術はほんの10分程度だったのに、歯科医を変えて行った２度目の手術は、前歯４本分幅の歯茎を切開してその中の汚れをすべて取り除き、再び縫い合わせる、という内容となってしまいました。手術時間は約2時間で、その間に打った局部麻酔の本数は約10本以上でした。
二度と味わいたくない、とても辛い経験でした。
最初の下手な手術のせいでばい菌が入ってしまい、余計に化膿してしまったそうです。
あれから約8年経ちますが、最初の下手な手術のせいで今現在ももちろん、私の歯茎は完治しておりません。たびたび膿が出てきて、そのたびに手術（大掛かりではなく、歯茎を少し切って掃除をします）を繰り返しています。
抗生物質のお薬での治療も度々あります。
毎回お金と時間がかかっているのはもちろんのこと、もういい加減私の精神的なダメージも大きいです。
そしてもちろん、まだこの先もこの症状は続きます。そしてその度にまた手術をしなければいけません。
8年経っても完治しないのはさすがに限界です。
最初に担当した歯科医を訴えて、今までの治療費と精神的苦痛分、さらに今後もかかる治療費用を払っていただきたいのです。
うわさによると、最初に担当をしたその歯科医は独立をして歯科を開業したそうです。
この場合、医療訴訟を起こしたら私は勝てますか？
また、訴訟を起こすにはどのくらいの金額が必要となってくるのでしょうか？
どうしても訴えたくて、ここで質問をさせていただきました。
長文失礼いたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
ID：4420 投稿日：2015/07/12 21:57:29 投稿：ニシ
回答数 1件
医療過誤訴訟となりますと、非常に専門的な知見を必要としますのでこの場では勝敗等について何とも申し上げられません。
また、医療過誤訴訟についてはまず証拠（すなわちカルテ）の確保が必要となってきます。当該歯科医院に対する証拠保全の申立を裁判所に行って、実際に現地でカルテ等をコピー等した後、そのカルテ等を専門家に見てもらい過誤がないか判断してもらいます。歯科医師に過失があると判断すれば、歯科医院や歯科医師を相手に損害賠償請求等をします。
以上のような流れで通常は医療過誤訴訟を提起します。証拠保全だけで通常は数十万の費用を要します。
本件は8年前とのことでカルテの保存期間も過ぎており（歯科医師法23条2項により5年です）、証拠の確保が困難であるように思われます。しかし、どうしても納得がいかないようであれば一度医療過誤に強い弁護士に相談して説明を受けてください。
ID：A20150713100559 投稿日：2015/07/13 10:05:59
この質問に回答する
回答数ランキング
LEGAL CONSULTATION TOP 10
-
太田香清弁護士弁護士法人 リンデン法律事務所
1329件
-
畑中優宏弁護士湘南よこすか法律事務所
276件
-
岡田晃朝弁護士あさがお法律事務所
73件
-
中間隼人弁護士なかま法律事務所
62件
-
倉田勲弁護士千葉第一法律事務所
30件
10位までを見る
閉じる
