工藤啓介法律事務所
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- 埼玉県さいたま市浦和区岸町7-1-4 細田屋ビル2F
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工藤啓介法律事務所のコラム
投稿:工藤啓介
刑事専門を標榜する悪徳法律事務所の見分け方
先日、後輩から悪徳法律事務所の話を聞きましたので、その見分け方をお教えします。
1 ホームページが豪華すぎる(華やぎすぎで過払金専門事務所と類似する。)あるいはイケメンが全面に出ている。弁護士の経歴紹介がない。
2 なりたてあるいは経験数年の弁護士しかいない(登録番号は現在4万5000番台が最新)。
3 事件の見通しが言えない(1時間相談して言えないのは問題、少なくとも複数の処分選択肢を言えるのが普通)。
4 言っている事件の見通しが素人目にもおかしい。一方的に悲観的あるいは楽観的な考えを押しつけて受任を勧める(不安心理を煽っているのです。)。
5 料金がべらぼうに高い(普通の交通事故で着手金が100万円を超えたら異常です。)。
6 接見費用が着手金を超える計算をしてくる(勾留期間内の接見予定回数を聞いて、その料金が着手金と同額かそれ以上になれば当初からそれが事務所の狙う着手金です。)。
7 預かり金が着手金より高い。理由なく預かり金を取る(預かるというより後日確実に精算されずなんだかんだと言って相殺されます。)。
8 保釈が認められた場合に報酬を取るのはまだ許せるが、その基準が保釈金の何割というような保釈金の金額を基準とした決め方をする(これは弁護士会でも利益相反ではないか、すなわち裁判所に高めの保釈金を申し出て報酬稼ぎをしていることにならないか問題となっているようですが、組織統制力のない弁護士会は動きが鈍いようです。というか自分たちもやっているから言えない。)。
9 最悪なのは条文を読めない(適用条文を間違う)弁護士がいる。あるいは法律解釈において間違ったことを言う弁護士がいる。
10 二言目には金の話しかしない。
ざっと自分が思い当たる節を書きました。弁護士も霞を食って生きているわけではありませんので、費用はかかります。ですから弁護士報酬を値切ったり、支払わない方も困ります。また、金が余ってしょうがない人は金銭面においては上記基準の当てはまらない人もいますのでご注意申し上げます。
2012/03/22
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