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つまこい法律事務所

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東京都千代田区外神田6-16-9 ICOPビル7F
TEL
03-6806-0265
業務時間
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定休日
土曜日・日曜日・祝日(土曜・祝日相談可)
公式HP
http://tsumakoi-law.com/

つまこい法律事務所のコラム

投稿:佐久間大輔

ペットが人を咬んで怪我をさせてしまった場合の損害賠償

 飼っている犬が散歩中に顔を近づけてきた人に咬みつき、ケガをさせるということがあります。特に咬まれた相手が子どもや女性の場合は、本人や家族が激怒し、「美容整形をするから」と大金を請求してくることもあるでしょう。数針縫うといった治療をしたけれど、傷跡は目立たないといった場合でも、美容整形の代金を支払う必要はあるでしょうか。

 飼っている動物が他人に損害を与えた場合、飼い主には原則として損害を賠償する責任があります。ただし、動物の種類や性質に従い相当の注意をしていたときは責任を負いません(民法718条)。

 「相当の注意」とは、犬であれば人に咬みついてケガをさせることは珍しいことではないので、事故を起こさないよう万全の手段をとることをいいます。裁判例では、散歩中の場合、飼い主が免責されることは少ないです。

 ただ、損害の発生、拡大について被害者にも過失があった場合に損害賠償額が減額されます(過失相殺といいます)。裁判例では、犬に親愛の情を示す程度の行為は往々に見られるとして過失相殺を否定した例もあれば、逆に認めた例もあります。

 被害者が自ら犬に顔を近づけたことで起きた事故であるとすると、顔の近づけ方などによっては、咬まれた人に落ち度があるといえます。その場合、損害賠償額が減額されます。

 損害としては、治療費、ケガで仕事を休んだ期間の賃金分のほか、精神的苦痛を与えたことによる慰謝料を被害者に支払わなければなりません。

 一定の大きさで、人目につく傷跡であれば美容整形も損害賠償の対象になるでしょう。逆に傷跡が目立たないのであれば、整形の必要性は否定され、損害として認められないこともあります。

2017/05/26

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